一言でいうと何もする気が起きず、気持ちがふさぐということがうつ状態です。物事を悲観的に考えてしまい、絶望感や自分は生きていいても仕方ない、集中力がなくなり今までのように仕事ができないというような状態になります。
うつは真面目な人、几帳面な人、責任感の強い人がなりやすいと言われています。でもそれは統計学的な事実であり、必ず例外や有意ではない(統計学的に確率の低いという意味)ということがあります。
以下にも述べていますが、あなたの大切な人、たとえば夫や妻、子供、親を亡くしてしまった時、それが突然の事故や末期がんと宣告され、十分に別れの時間を過ごすことが出来なかったとしたら・・・
その悲しみはとても大きなものです。
それがきっかけとなり、物事を楽天的に考え、あまりくよくよしないという性格に分類される人が急に「うつ」のような状態になることだってあるんです。
そのことをふまえた上で読んで欲しいと思っています。それはあまりにも”突然やってくる”かもしれません。
きっかけとしては
失恋
大事な人を失ってしまったとき
離婚
昇進
子供が自立して家を出たとき(正確には空の巣症候群)
大きな事故に遭遇した
人間関係のトラブル
病気
などが挙げられます。
また他の神経症、たとえばパニック障害からうつに移行する場合も少なくありません。
気分が落ち込んだりすることは誰にでもあることです。嫌なことがあったらイライラしたりするのは当然ですが、通常は2〜3日で立ち直ります。しかし2週間以上そういう気持ちが続き、体調もなんとなく良くないというときは、うつの前段階かもしれません。
体調の変化として
体がだるい
なかなか眠れない
疲れやすい
頭痛
頭が重い
食欲がない
便秘や下痢
肩こり
性欲がない
などがあり、人それぞれです。このような身体的症状が先に現れることもあり、これは「仮面うつ病」といいます。
更年期にもうつが見られる場合があります。更年期は女性ホルモン(エストロゲン)が減少し心身共に不安定な状態になりやすく、それがうつにかかりやすい原因といわれています。
うつはストレスや過労、心理的な問題などさまざまな原因が考えられますが、生体内では脳内の神経伝達物質が正常に働かなくなることによって、病気の症状を引き起こしていると考えられています。つまり「気持ちの持ちよう」や「やる気のなさ」で起こっているわけではありません。うつの時は集中力がなく思考がまとまりませんので、退職や離婚など重要なことは決めないで先延ばしにしてください。
周囲の人の理解も必要です。周りの人は「頑張って」とか「何を怠けているの」とか励ましたり叱ったりしないようにしてあげてください。こんなに頑張ってきたのにもっと頑張れというの、と本人の負担になります。うつの人の苦しみ、辛さを理解してあげること、本人がやる気がなくてそうなっているわけではないということをわかってあげてください。
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